池袋アートギャザリングとは

【コンセプト】

「池袋アートギャザリング」は「新池袋モンパルナス西口まちかど回遊美術館」の特別企画として、池袋モンパルナスの精神を現代に受け継ぎ、新しい価値を築くため、2015年アーティスト集団C-DEPOTによって企画・開催されました。本企画は、「一般公募」と「展覧会・イベント」によって構成されており、選抜されたアーティストとC-DEPOTが、東京芸術劇場をはじめとする池袋駅周辺のカフェや金融機関のウィンドウなど、複数の会場でアートイベントを開催します。アートを鑑賞する人々が街を回遊することで各会場が連結し、更には多くのアーティストが集結し作家同士が相互に影響を与えあうことで、当時芸術のコアエリアであった池袋モンパルナスを、現代によみがえらせることを目指します。

【新池袋モンパルナス西口まちかど回遊美術館とは】

「池袋モンパルナス」とは、大正の終わり頃から第二次世界大戦の終戦頃にかけて、東京都豊島区西池袋、椎名町、千早町、長崎、南長崎、要町周辺にいくつものアトリエ村が存在し、多くの芸術家が活動拠点としていた地域・コミュニティの呼称です。画家、音楽家、詩人など多くの芸術家が移り住み、時代風潮に矜持を保ちながら、創作活動に励み、友情を育み、芸術の街として輝きを放った時代でした。
「新池袋モンパルナス西口まちかど回遊美術館」は、「池袋アートギャザリング」の母体となるイベントです。池袋西口の文化振興の一環として池袋西口の活性化、まちづくりに寄与することと、池袋モンパルナスの精神を現代に引き継ぐことを目的に2006年から毎年開催され、今回11回目を迎えます。

新池袋モンパルナス西口まちかど回遊美術館 公式サイト

【C-DEPOTとは】

C-DEPOT(シーデポ)とは、絵画、立体、映像、写真、メディアアート、等の様々 なジャンルを専門分野とする、総勢約80名のアーティストによって構成されているアーティスト集団です。同世代であるが故に共有する現代における問題意識を、それぞれの視点で表現するため、2002年に誕生しました。「アート=多様性」を理念に掲げ、アーティストと社会の架け橋を作り、表現活動によって得た対価をいかに社会に還元するかを、インディペンデントな活動を通して提案し、実践し続けています。

C-DEPOT