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山本理子「おかげさま」

Posted:C-DEPOT STAFF 2010年8月17日 19:47

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[技法/材料]
レザック66・カッティングシート


[作者コメント]
「おかげさま」はコッソリついて来てくれる。歩みが止まってしまったら、ソッと寄り添ってくれる。元気に歩けるようになったなら、チョット離れたところから見守ってくれる。おかげさまはカゲだから、影に紛ぎれヒッソリたたずんでいる。


[コンセプトテキスト]
私は時々山歩きをします。
入山する前に神社でお参りして、
無事下山すれば神社に「お陰様で無事戻りました」
とお礼をして帰ります。
(その後の温泉と一杯は最高ですよ〜)

ところで〈おかげさま〉って何?

困ったとき、疲れたとき、ピンチに陥ったとき、
後から考えれば何で乗り越えられたのか分からないことが多々あります。
そんなとき助けてくれるのが〈おかげさま〉なんだと思います。

「人生は旅だ」
とよく言われますが
自分一人で歩くのはなにせしんどい。
そんなとき〈おかげさま〉がそばにいてくれると思うだけで
ちょっと救われる気がするのです。

〈おかげさま〉の現れ方はひとそれぞれで、
森羅万象からお隣さんまで、周り中に溢れているはずです。

でも名前の通り「陰」だから、なかなか目に入らない。
でもチョットでも〈おかげさま〉の気配を感じられたなら、

「旅は道連れ世は情け」
すてきな〈おかげさま〉をお供にどこにでも
私たちは行けるはずです。

山本理子


[解説]
なんとも愛嬌のあるユーモラスな妖精のような「おかげさま」たち。かれら全ては一枚の紙からできている。また糊はいっさい用いず、折りと組みのみによって自立している。

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