これからも、ずっと。の軌跡 -丸山祐介- - EXHIBITION C-DEPOT 2010 旅 -voyage-

これからも、ずっと。の軌跡 -丸山祐介-

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私は様々な金属を用いて制作しています。ここ では鍛金という技法について簡単に説明します。鍛 金とは板を叩いて形作る技法です。作りたい場面に 合わせて、素材、厚さを選択していきます。今回用意 したのは銅板1.2ミリ厚。

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まず、仕上がりを計算しながら板を切っていき ます。ここから銅板を叩いていくのですが、加工しや すいように火に掛けます。銅は熱を加えると柔らか くなり、叩くと堅くなります。堅くなったらまた火に 掛ける。この作業の繰り返しです。

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叩くこと半日。平らな板からここまで立体になり ました。叩くときは当て金と呼ばれる道具を用いま す。形によって使う当て金は違うので、多いときは 30 種類くらい使用します。ここまではシンプルな形 なので4種類使用しました。

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二つのパーツを溶接しました。複雑な形になる と溶接が必要になってきます。ここまで4コマで進 みましたが、実際には三日くらい掛かります。この続 きは作品をご覧になって下さい。どこかにこのかた ちがあります。

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