1つの部品ができるまで - 真壁友 - EXHIBITION C-DEPOT 2010 旅 -voyage-

1つの部品ができるまで - 真壁友

材料から1つの部品が出来上がるまでの作業を紹介します。

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図面
これから作る部品の図面を書きます。複雑な部品の場合はCADで図面を書きますが、簡単な部品の場合は手書きの図面で作業を進めます。

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材料
アルミのブロックです。大きなブロックからノコギリで切り出しだいたいのサイズにします。

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旋盤にアルミのブロックをセットします。旋盤は丸い物を固定するためのチャックが付いていますが、今回は四角いものを加工するので「四つツメスクロールチャック」を使っています。これで6面を削りキレイな面を作ります。

IMG_5744.jpg削り終わりキレイな面がでました。

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正確な寸法の立方体ができました。4つ同じ部品を作ります。

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シャフトを通すため直径19mmの穴を作ります。旋盤を使いまずドリルで10mmの穴を開けます。

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つぎに中グリバイトを使い穴を19mmまで広げます。

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19mmの穴ができました。

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次にネジを通すための穴を空けます。

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次にカッターでスリットを作ります。

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タップでネジを切ります。

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NC加工でボルトを入れるザグリ加工をします。

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ネジを入れて完成です。
作品のどこかにこの部品を使います。
外から見える部分なので、会場でどこに使われているか探してみてください。

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