こんにちは。
我々クリエイティブチームebcには、様々な才能とスキルを持つメンバーがいて、今回もチームで参加しています。今回のブログは、ebcテキスト担当橘が執筆しています。
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アーティストは、案外自分の才能を自覚していない。
この日は、ebcで企画したワークショップ、デカルコアニマルの準備でした。
デカルコマニーは、意外にたくさんの絵の具を使います。絵の具にかかるコストはちょっとした悩みの種でしたが、ありがたいことに、バニーコルアート株式会社様からリキテックス(登録商標)という絵の具を多数ご提供いただけることになりました。どうもありがとうございます。
さらに、検討の上、デカルコマニーに使いやすいよう、絵の具を口の細いボトルに詰め替えることにしました。これを紙の上にむにゅっと押し出して、紙を二つにぱたっと閉じて押しつぶし、開いて絵をつくるんですね。
ボトルの口は、デカルコマニーに最適なように、カットして使います。
「それ、適当な大きさにカットしてください」
え? 私ですか? 私そういうことは激烈にセンスないですけど。
「こんなんにセンスいるの?」
何言ってるんですか笑わないでください(笑)私デカルコはへったくそなんですっているに決まってんじゃないですか(笑)
デカルコマニーに上手下手があるのは、作品をたくさん並べてみるとよく分かります。過去のデカルコを展示のために並べる作業も進行中です。
「これうまいね」
「ほんときれいだね」
「ここらへんの盛り具合とか色使いとか、分かってるぞって感じ」
「うちらが作ったやつもあるもんね」
そ~れみなさい。
「あっ、ついでに写真撮っといてください。記録写真」
だから。そういうことにはセンスないんですって。
「そんなんセンスなんていりますかね」
何言ってるんですかいるに決まってんじゃないですかまったくもう(笑)
自分たちが当たり前にできることには、才能の自覚がないんだなぁアーティストって。